「夏のドライアイ対策】患者の声から学ぶ症状と対処法

ドライアイ

シェーグレン症候群患者にとって、ドライアイは日常生活における大きな悩みの一つです。特に夏の季節は、エアコンの風などが目に直接当たることで、症状が悪化した経験がある方が多いのではないのでしょうか。この記事では、シェーグレン症候群患者が困っているドライアイの症状、その特徴、そして夏の時期の対策について、実際の患者さんのお話から日々の生活での対処法をご紹介します。

ドライアイの症状:患者の声から学ぶ辛さ

ドライアイは、目の乾燥や痛み、光への過敏などの症状が現れます。実際の患者さんの声から、この症状がどれだけQOLに影響があるか理解することができます。

患者さんの声

シェーグレン症候群 女性
光がまぶしい
光に対する過敏な反応が強く、日常生活での外出や運転が困難になることがあるとのことがある。特に春と秋の眩しさが辛い。

シェーグレン症候群 女性
パソコン作業で目が疲れる
パソコンを使う仕事は、目がつらく、無理した次の日は、一日何もできない状況があった。

シェーグレン症候群 女性
乾燥で血が混じった涙が出る
エアコンの風が原因で乾燥がひどく、朝起きたら血の混じった涙がでていた。

シェーグレン症候群 女性
目があけれない
目の乾燥と疲労で、目を開けているのがつらくて一日何もできなかった。

夏にシェーグレン症候群患者のドライアイが悪化するきっかけ

夏にドライアイの症状が悪化する原因は様々あります。実際のシェーグレン症候群患者さんの話でも、夏特有の暑さや環境からドライアイの悪化を訴えるケースがあります。

エアコンの使用:
夏の暑さからエアコンや扇風機を使用するケースが多く、室内の空気が乾燥しやすくなり、目が乾燥する。

紫外線の増加:
夏は紫外線が強くなる季節で、これが目の表面を傷つけることがある。

VDT作業の影響:
夏の暑さの影響で外出を控え、エアコンを使用している室内環境でスマホ、タブレット、パソコン、TVなどと向き合う時間が増え、目の乾燥をさらに悪化させる。

夏のドライアイの対処法(生活時の工夫)

夏は、暑さ対策と乾燥対策の両方を行う必要があります。実際の患者さんは生活時に様々の工夫をして症状の悪化を予防しています。

1. エアコンの風を避ける:
エアコンの風向きを調整するか、座る位置を変えることで、直接の風を避けるようにする。

2. 水分補給:
水筒を持参し外出時にも、こまめに水分を取ることで、体全体の乾燥を防ぐ。

3. UVカットサングラスの使用:
外出時にはUVカット機能のあるサングラスを使用する。

4. 涙の蒸発を防ぐ:
眼鏡の枠にビニール製のカバーをつけたモイスチャー・エイド(ドライアイ眼鏡)を使用する。

5. 休息の取り方:
長時間の作業、特にVDT作業には、適度に休息を取り、目を休ませるよう心がける。

シェーグレン症候群患者のドライアイ対策は、日常生活の小さな工夫から始めることができます。これらの対策を組み合わせることで、夏の季節でも目の健康を守り、生活の質を向上させる可能性が上がります。まずは、専門医との相談も検討し、個別の状況に合ったケアを受けることが重要です。

まとめ

ドライアイは、多くの人々が経験する一般的な疾患で、特に夏季には症状が悪化することがあります。患者の声から学ぶ症状の辛さと困難、夏の特有の原因と対処法を理解し、適切に対応することで、快適な視生活を送ることができるでしょう。健康な目のために、日々のケアが欠かせません。夏の季節には特に注意が必要なので、上記の対処法を取り入れ、目の健康を守りましょう。